APIクライアント機能
API function
デジ急便 パッケージのAPIクライアント機能は、予め用意されたメソッドを利用し、その機能を呼び出すだけで、デジ急便の機能を利用したソフトウェアを作成することができます。デジ急便のAPI機能を利用することで、ファイルの自動送信、データベースと連携したメール配信や、外部システムとの連携など、様々なニーズを解消するソフトウェアを作成することができます。
※注意事項・デジ急便APIクライアントは、デジ急便 エンタープライズエディション ver.2.5以上でご利用が可能です。
・本機能を利用する場合、拡張オプションである「デジ急便APIクライアント」をご購入いただく必要がございます。
APIの基本・拡張機能について
Basic and advanced features of the API
APIの基本機能
デジ急便 APIでは、以下の機能を利用することができます。
- APIサービスへの接続、切断
- ログイン、ログアウト
- ファイル送信
- ファイル一覧取得、ファイル情報取得
- ファイル受信
APIの拡張機能
デジ急便 APIでは、以下の機能を拡張することが可能です。
- レジューム送信/受信
- 送信(受信)中に通信障害などによって中断しても、続きからファイルを送信(受信)することができます。
- ファイル暗号化(AES 256固定)
-
[ランダムパスワード]
ファイルを暗号化するためにランダムなパスワードを生成します。
配送が完了すると、生成されたパスワードは受信者へ通知されます。 - [固定パスワード]
-
ファイルを暗号化するために特定のパスワード文字列を指定します。
このパスワード文字列は、配送が完了する時点では自動的に受信者へ通知されません。
別途受信者へ通知し、共有する必要があります。 - [電子証明書]
-
ファイルを暗号化するために受信者の電子証明書(公開鍵)を使用します。
受信者は、電子証明書による認証でログインしパスワード無しでファイルを復号し受信します。 - ファイル圧縮(ZIP固定、レベル[0-9]は送信時に指定)
- ファイルを送信する際に、ZIP形式の圧縮を行います。
- 認証ポリシー/配送ポリシー適用
- 次の機能において、デジ急便と同様の認証ポリシーの検査、配送ポリシーの検査が働きます。
ログイン、ファイル送信、ファイル受信 - SSLコンテキストカスタマイズ対応
- SSL接続時にサーバ認証に使用するトラストストアを変更することができます。
APIの制限事項
デジ急便API機能の制限事項は以下の通りです。
- 圧縮および暗号を使用する場合は、レジューム機能を使用することができません。
- API機能では、Java/HTTP方式の通信は使用できません。
- 認証にローカル保存およびiKeyを使用することはできません。
クライアント要件
Java実行環境(JRE) 6.0 以降
API機能で作成したソフトウェアの例
Examples of software that created the API function
[外部システムと連携した自動送受信システム]
例えば、デジ急便APIクライアント機能を使い【外部システムと連携したデータ自動送受信システム】を開発することが可能です。
外部システムと連携した、高セキュアな大容量データ送受信システムを利用することで、業務が最適化され、様々なソリューションを実施することができます。
デジ急便APIを使った自由度の高い送信スキームを構築することも可能。
送信データの開封パスワードをランダムに設定し、パスワードを受信者に通知。
ランダムに生成されたパスワードを利用してデータを安全に開封。
[送信用フォルダに格納されたファイルを自動送信するシステム]
多人数がデジ急便でデータ送信する場合、送信者がブラウザを起動する手間や、デジ急便サーバに送信処理が集中するなど、最適な業務フローを構築することができない場合があります。自動送信システムを構築することで、業務を最適化することが可能です。
ブラウザを起動してデジ急便を利用しなくても、自動でメール送信することが可能。
送信用フォルダに格納されたデータを指定時間に送信。
受信データをフォルダ別に振り分け、データ受信体制を構築することも可能。
その他の利用一例
デジ急便 APIクライアントを利用することで、様々なメール送受信ソフトウェアを作成することが可能です。
データベースと連携し、宛先や日時などを設定した自由度の高い効率的なメール配信エンジンとして利用することが可能です。
デジ急便のAPIクライアント機能を利用することで、送受信アプリを開発することが可能です。